甘えるなと言う側の人の幸福感

何か悪いことした人、怠けている人に「甘えるな」という意見が出てくることがあります。

自分もみんなも辛い思いをしてやっているのだから、同じように我慢しろという発想です。

甘えるなという側の人に対して、思いやりのない発言だということもできるでしょうが、もう少し寄り添った見方をしてみることもできます。

つまり、甘えるなという人もまた幸福感を感じられない、どちらかというとケアしてあげるべきなのではないかということです。

一方で、自分自身は非常に辛い思いをしたり努力しているにも関わらず、他人に対しては愚痴を聞いてあげたり共感してあげたりできる人もいます。そういった人は他人に甘えるなということはありません。

ウェルビーイングが高い状態であれば、弱っている人に対して甘えるなという発言は出てこないものだと思います。

甘えている側も甘えるなという側も、何かしらの支えを必要としているのかもしれません。