モノのせいにしない

つい目に見えるものに囚われすぎて、自分の内面と向き合うことを忘れがちになることがあります。悪い状況をモノのせいにしたくなる時も、よくよく考えてみると根本的な問題は自分の中にあるということが多々あります。

たとえばスマホやネットが子どもの教育に悪いという話があります。たしかにそれらのモノは良くない側面があるかもしれませんが、そういったモノよりも、周りの人間の関わり方の方が大きな影響力があります。

スマホばかり使っていると他人とコミュニケーションを取る能力が育たないと心配するより、たった一回の「Aくんはできるのにあなたは」という他人と比べる発言の方がよほど悪影響なのです。

変えようと思えばすぐに変えられる自分のことに目をつぶって、目につきやすいモノに責任をなすりつける発想になりがちなことに気をつけなければならないと思います。特にコミュニケーションの方法や、そのための自分の心の姿勢にはかなりフォーカスしていく必要があるかもしれません。