因果関係を追及するのは冷静な時だけ

何か悪いことが起こった時、原因を特定して問題解決に向けて対処するというのが王道だと言われています。その一方で冷静さのない原因追及は何も生み出さないこともあります。

何かが起こるときには必ず原因があります。それを理性的に分析することができればよりよい状況を作り出すことができます。

半端に感情的なときにはただの叱責になってしまうことも多々あります。

たとえば「なんで遅刻したのか」「なんで忘れたのか」というような詰問は状況を改善することができません。もっともらしい理由でただ攻撃欲求を満たすためだけの言動になってしまいます。

原因を追及することが絶対的に良いことだと考えるのではなく、むしろ攻撃のために悪用してしまうこともあるということを念頭に置くべきなのかもしれません。

穏やかに「どうやったら遅刻しないと思う?」というような未来に向けた対話ができるくらい冷静である時にこそ、原因を突き詰めて考えることが効果を発揮するのではないでしょうか。