入試選抜の終わりが見えてきた
塾業界では、青森も含めた地方においては公立高校の受験で定員割れになる学校が増え、それにともなって通塾意識が下がっているというような話題が出てきています。
定員割れになる一つの大きな要因は、少子化によって生徒が減り全体的に倍率が下がっているということです。
また、人口オーナス期に突入した時代の流れとしても、能力が高い順に選抜するというのは少し古い考えになってきているかもしれません。
それらを考えると、入試選抜というシステムや思想の終わりが見えてきたように感じられます。これは今にはじまったことではなく、大学受験や中学受験においてはすでに数年前から本格的な対応がはじまっています。
高校受験は数年遅れて波がやってきたという印象です。
昔ながらの進学塾のように、成績アップや合格率で集客するような学習塾にとっては厳しい時代になりそうです。
選抜という常識がなくなったあと、どうなるのかが楽しみです。
これまでの教育を変えることで前進するのでしょうか。それとも変革を嫌がる勢力に阻まれるのでしょうか。