ワクワクしない理想が心を苦しめる

能力の低さではなく、理想の高さから悩みを抱えることがほとんどです。

「なぜ自分はうまく仕事ができないのだろう」「なぜ他人から認めてもらえないのだろう」という悩みは、能力の問題ではなく、理想が高すぎるのです。

理想を持つのが悪いのではなく、自分が苦しくなるほどに高い理想を持っても意味がないのではないかということですね。

ではどこからが理想が高いかというと「ワクワクしない」というのが一つの基準になると思います。

ワクワクする理想ならば黙っていても行動を起こしているはずですし、途中で辛いことがあってもまたやりたいという気持ちになります。

大胆に言うと、ワクワクしない行動に移しにくい理想はすべて害になると言ってもいいと思います。

そのような高すぎる理想は、行動を起こさず自分を責め、結局前に進めないという状況を生み出します。これは理想のために行動を起こすよりも、自分をイジメていた方がお手軽だからです。

個人の考え方が悪いというよりは、脳が勝手にラクな方を選択するプログラムを走らせると考えていいと思います。

勝手に選択してしまからこそ、ワクワクしない理想は全て害だと割り切るくらいの気持ちで、高すぎる理想を断ち切っていくとよいのではないでしょうか。