豊かなうちにいかに生きるかを考える

学歴が高くステータスのある職業についていても、自分自身の生き方に非常に迷いを抱えている人がたくさんいます。

学生は受験を乗り越えることが最大の関心事ではありますが、学生という生活が保証されているうちに生き方を学ぶべきだと考えています。

ギリシャでは生活が安定しているからこそ政治や哲学、いかによく生きるべきかを考えることができたようです。余裕がある時に生き方を学んだり考えたりするべきという教訓が得られます。

現代日本においては、生活が無条件で安定しているのは保護者に養ってもらっている学生時代です。学生という豊かな環境の中でこそ、自分がどのような生活をしている時が幸せで、落ち込んだ時はどのように対応するかをじっくり考えてみるのが良いと思います。

大学に進学して就職するというキャリアももちろん一つの選択肢ですが、たった一つの選択肢でしかありません。物質的に豊かな学生時代は常識にたくさん疑問を持ち、どう生きたいかを考える機会なのだと思います。