ハッキリと外部評価できるからこそ自己評価に集中する

外部評価は決して公平ではないのでさほど重要視する必要はないと思っています。発想を少し変えると、勉強は外部評価がきっちりしているのでそれをうまく活用してより人間らしい生き生きとした勉強ができるのではないかと考えています。

マルバツや点数など、誰の目にも明らかな客観的事実をさらに人間がこねくり回す必要はないのです。外部評価のことはおまかせして、人と人とのコミュニケーションを通じて自己評価や感情面に集中して取り組むことができます

「テストで80点とらなければいけない」という命令をするよりも、「勉強してみてどう感じた?」という問いかけをする方が良い結果につながります。

反対の例として、ピアノは外部評価がわかりません。どの音を強く弾いたらより感情が伝わる表現になるのか、客観的な数値で測ることができません。自己評価だけで判断すると独りよがりな演奏になってしまいがちなので、ピアノの先生に見てもらって外部評価をもらうことが必要不可欠です。

それと比べると勉強における外部評価のシステムはものすごく明確です。そのおかげで外部評価には力を入れる必要がなく、感情面や自己評価にフォーカスして、より学習を促進するにはどうしたらいいかを工夫しながら活動することができます。