感情は全てを上回る

勉強は大まかに言って「覚える」「考える」「感じる」の3つの要素があります。この中でも最も重要でありながら、ないがしろにされているのが「感じる」という要素です。

感じる、というのは感情的に楽しいとか興味深くて面白いとか感じることです。学習指導要領には情意という難しい言葉ではありますが、しっかりと記載されています。

人間は機械ではありません。ただ点数や成績を上げるために努力することはできません。数字のために活動することは難しいのです。

数字が上がることによって、うれしいとか楽しいとか感じるからこそ辛いことにも挑戦できるのであって、結局は人間の感情を満たさなければすべては成り立たないのです。

そういったことを置き去りにして、数字だけを追い求めることには虚しさを覚えます。

人間は感情の生き物です。数字が感情を満たしてくれることもあれば、数字がなくても感情を満たしてくれるときもあります。どちらにしても、感情的に満足できるかどうかというのは非常に重要な要素です。