情報を声の大きさで判断しない

情報の正しさや解釈をする時に、声の大きさを判断材料にしないという姿勢が必要だと思っています。

強い口調、大きな声で述べられる言葉は印象に残りやすいので、どうしても信用してしまいがちです。しかし、実際に何が正しいかは自分がすべて決めることです。

情報の正しさはお互いが納得した間でだけ成立します。自分が世界を構成しているのです。

子どもは特に声の大きさだけで抑え込まれる環境におかれがちです。なぜ?という疑問に答えることなく、声の大きさだけでねじふせられる状況が多々あると思います。

声の大きさというのは、言い換えると権威と言うこともできます。上から下に一方的に流れる情報だけを信用することは難しくなってきています。

強い言い方をしなければいけないということは、情報自体が根拠のないものであることも多いです。子どもも大人も、声の大きさと正しさは無関係なことで、中身自体をよく検討する必要があると考えています。