課題はすでに解決しているものを選ぶ
RUNNING LEANを読んだ時になるほどと思ったことをまとめてみます。
スタートアップなど前例の無いビジネスをする時は、課題をどのように設定するかが鍵になります。
少し意外なことですが、課題は「すでに解決されている」*ものの方が良いのかもしれません。それに加えて「現状に満足していない」**ものこそが、大きなチャンスのある、やりがいのある課題です。
すでに解決している課題
取り組む課題は、何かしらの手段ですでに顧客が解決しているものの方が良いと思います。解決するというアクションを起こしていないのであれば、本当に解決すべきものであり、解決していないのであれば実は大した課題ではないかもしれないからです。
お腹が空けばどんなに美味しくないものでも食べて食欲を解消しようとします。それと同じように、本当に必要であれば何かしらのアクションを起こすはずです。
現状には満足していないこと
解決しようとしているものの、現状の解決法には満足できていないと他の解決策に移行しやすいです。
まとめると、顧客が行動を起こすほど深刻で、かつもっと良い方法があれば乗り換えたいと思っていることが、本当に解決すべき課題なのです。
スマホはなぜ革命的だったのか
- 電話ができる
- 音楽が聞ける
- インターネットができる
というポイントにあります。
iPhoneが発売される以前にも、それぞれは単体としてありました。ケータイとウォークマンとパソコンで、個々の欲求は個々のデバイスで解決していました。
そこにiPhoneという新しい解決策が提示されたとき、爆発的にヒットしました。
この例からもわかるように、取り組むべき課題は「すでに解決されている」「現状に満足していない」ものが良いです。