日本に生まれただけで十分なはず

物質に囲まれて自分が存在するのではなく、物質を含めた世界は自分の認識が作っているのだというもののとらえ方があります。

日本に生まれてきただけで、経済的にも治安の面でも世界の中で上位数%に入るくらいハッピーなはずです。

それでもなお幸福感を感じることができないというのは、もののとらえ方の問題ではないかと考えています。

「40:10:50」という法則があります。幸福度の50%は遺伝で決まり、10%は環境で決まり、40%は日々の意識的な行動によって決まる、というものです。

http://sonjalyubomirsky.com/wp-content/themes/sonjalyubomirsky/papers/LSS2005.pdf

もちろん全てにあてはまるわけではありませんが、環境が幸福度に与える影響は10%という研究結果は、日本人が幸福感を感じられないという理由が少し理解できるような気もします。

日本人が幸福度を高めるためには現状の肯定が必要です。良いことは良い、悪いことは悪いと受け入れて、それに対する行動をどうするかを決めていくことが大切です。

日本では食に困ることはほとんどなく、あらゆる種類の食べ物飲み物を選ぶことができます。働きたいと思えば、どこにでもコンビニがあって日本全国どんな場所でも働くことができます

それを幸せと感じるかどうかは、個人の視点次第で変わってきます。日本に生まれただけで十分幸福であって、それ以上に物欲を収入を求めたり他人と比べたりすることでは心が満たされないのではないかと思います。

物質的に満たされる方法ではなく、もののとらえ方を変える方法を学ぶことが必要なのではないでしょうか。