手書きの良さは思考と感覚の濃さ

基本的にはスマホやパソコンで文字を入力することが多いですが、手書きすることも増えてきました。ていてその素晴らしさを感じています。

手書きのデメリットは疲れる、時間がかかるといったところでしょうか。編集の煩雑さもあります。

メリットは表裏一体です。文字を書くスピードがゆっくりな分、書いている間に考えることも増えるのです。

同じ一つの文でもパソコンで3秒で打つと3秒間の思考、手書きで10秒かかるならば10秒間の思考という風に、考える量が増えるのは大きなメリットです。内容の吟味や展開を考えることができます。

手書きは感覚も研ぎ澄まされます。指の触覚、文字のきれいさを見る視覚、ペンを走らせる音を聞く聴覚などさまざまな感覚を刺激しながら書きます。

それらすべてが、なんとなく「いい感じ」なのです。こういった美意識はコンピュータやロボットが発達するほど重要さを増していきます。

手書きが不合理かというとそうでもありません。データの扱いやスピード感でデジタルは素晴らしいのですが、手書きのメリットもどこかで覚えておきたいものです。