テストの採点をしているとネガティブになる
1点刻みのテストの点数にこだわるべきではないと考えていますし、何度も文章にして表現してきました。
先生も生徒も解答のマルバツではなく途中の思考に注目するべきだと考えているからです。
そう考えているにも関わらず、テストの採点をしていると間違っているところだけが目に留まり、つい悪いところ探しのようなことをしている自分に気が付きました。
特に何年も同じ勉強の内容に触れている身としては、自分にとっては当たり前のようになってしまっている知識なので、正解できないということに引っかかりを感じてしまったのかもしれません。
自分の記憶がどんどん強化されている一方で、生徒は毎年入れ替わっているのですから毎年同じ間違いをするのが当然なんですよね。こうやって学力低下が叫ばれるのかなとも思いました。
点数化することによって、できないことにフォーカスする思考に引っ張られてしまうというのは非常に深刻なことだと感じました。