塾の先生は体験的学習が苦手

ぼくも含め、塾の先生は体育や美術といった実技や自然の中での体験的学習を実施する機会が少ないと思います。

小学校の先生であれば体育や美術なども担当していますし、中学校の先生だとしても修学旅行などの体験的学習の経験が少なからずあります。

一方で学習塾の先生が体験的学習のノウハウがないのは大きなディスアドバンテージになるのではないかと考えています。

理念としては教育で人生をより良くするような活動をしていきたいと思いながらも、教科学習に留まっているという側面があります。学習塾があくまでも「学習」に特化した存在であって、「教育」までカバーできないというのは非常に歯がゆい思いがあります。

学習塾の立場としては「教科学習はとてもコストパフォーマンスがいい」「学歴につながる」などという理論武装をするわけですが、学びが多様化していく中ではそのような単一の価値観には疑問が生まれてもおかしくはない状況にあります。

学校、特に公立学校の存在意義が薄れていく今後の流れを見ていると、塾の先生も体験的な学習のノウハウを蓄えることも重要だと思っています。