人間を関数と考えると
コミュニケーションにおいて、相手も自分と同じことを考えているはずだという勝手な思い込みが大きなズレを生むことがあります。
模式的に考えるなら、自分が言った言葉を相手はインプットして、相手の中に存在する関数を通して別の言葉としてアウトプットされるという一連の流れがあります。
コンピュータでいうと入力、演算、出力ということですね。
コミュニケーションをとる上では、インプットしてからどんな処理がされてアウトプットされるかはわからないということを忘れないでおきたいものです。自分なら当然こう処理するはずだと思っていても相手にとっては全く別の処理になっているかもしれません。
処理を言い換えると、解釈ということです。たとえば「ありがとうございます」というのは感謝の言葉もありますが、拒否の言葉の言葉の時もあります。
インプットとアウトプットしか考えないコミュニケーションから一歩踏み込んで、相手の中にどんな関数があるのかを想像することが、より良いコミュニケーションへとつながるのではないかと思います。