受験は「受かる」ではなく「ご縁をいただく」

受験に慣れた都市部の保護者の方は、合格することを「ご縁をいただいた」と表現することがあります。キレイな言葉遣いですし、心構えとしてもしなやかでとても感じのいいものだと思います。

ハチマキをして「絶対合格するぞ」と叫んでいた時代もあったかもしれませんが、今の時代には合わないですよね。だから受かるか受からないかは「ご縁」だと考えるのがオススメです。

「受かる」という言葉の根底には、受験の結果を全て自分でコントロールできるという考えがあるのかもしれません。努力が必ず結果に結びつくという発想でいると、結果だけに振り回されて疲れてしまいます。

乱暴にいうと、ペーパーテストなんてデタラメなもので人の力ではコントロールできない要素だらけです。少なくとも、努力が100%報われるとは限らないというのは受験に限らず人生においても同じです。

自分が納得できるまではしっかり努力しておいて、結果がどうなるかはある程度余裕のある気持ちで見つめている方がよいのではないでしょうか。