想像力を奪うことは行動力を奪うこと

行動は想像することからはじまります。歩くことでさえ、意識して「歩こう」と思わなければ歩けませんよね。知らないうちに歩いていた、なんてことはないわけです。

何かを強制したり、選択権を与えない関わり方をすると相手は想像することを諦めます。想像ができなければ行動もできません。結果的に自分から行動しない人が生み出されてしまうというわけです。

自主性とか行動力を考えるとガサツな関わり方ではだめで、非常にデリケートな問題だという意識が必要かもしれませんね。

少しだけ救いがあるのは、一回想像力を奪ったらその人の行動力はもう終わりかというと、そんなことはないということです。

人間は状況によって行動を使いわけているので、たとえば親が想像力を奪うような関わり方をしたとしても親以外の相手には積極的に行動している可能性が高いです。

状況によって行動を変える性質は生まれて数ヶ月の赤ちゃんですら身に着けているものです。