ダンバー数

友達は多ければ多いほど良いのではなく、限度があるかもしれません。ダンバー数という、人間が安定した社会関係を維持できる人数の認知的上限についての数字があります。

集団生活には頭脳を使うので、脳の大きさに対応して関係を作ることができる人数が定まるという考えて推定したものです。

ダンバーの研究によると、人間関係は階層化されるとしています。

第0階層は5人までで、本当に大変な時に駆けつけてくれる家族などです。第1階層は15人までで、月に一回合うような親しい関係です。第2階層の50人は距離のある友達、第3階層の150人は社会的交流が保たれる限界の人数だとされています。

研究ですので完全に現実にフィットするとは限りませんが、SNSを見ていてもなんとなくその数字はあてはまっているかなという感覚があります。

私が重要だと思うのは第1階層の15人です。SNSで浅く広い人間関係を作るよりも15人を大切にした方が良いと考えています。理由の一つには、LINEやSNSですぐに連絡を取れるにも関わらず、親しい人にほど連絡を取ることを怠りがちだということもあります。

具体的には、SNSに使う5分を大切な人との電話をする時間に置き換えることができたら生活がとても楽しく有意義なものになると考えています。