唯一の間違った教育は無表情・無感情な人間を生み出すこと

子育てに正解なし、ということがよく言われています。子育てや教育には正解はなく同じように何かが間違いということもありません。

それでも唯一間違いだと言えるのは、無表情・無感情な生徒を育てることではないかと思います。

大人が正しいと思うことを無理やりやらせると、最初は嫌がる様子を見せる生徒でも、懲罰などの圧力を使って強制していくと段々と抵抗しなくなり、最後には無表情に言われたことをこなすようになっていきます。

たとえば生徒本人のため、という名目で事細かに勉強計画を立ててうまくいかなければ罰を与えるような教育法が行き過ぎると、言われたことしか出来ない無表情な人間が生まれます。

最近は教育虐待という言葉も流行しつつありますが、これらは子どもを思い通りにコントロールしたいというエゴから始まっているものです。

完全に無表情にすることはないとしても、少なからずそういった側面のある教育法になっていないか十分気をつける必要があります。