してあげる教育から見る聞く教育へ

生徒は仲間集団から学ぶというのが科学的に示されているとしたら、大人が何かしてあげるというこれまでの教育法を少し方向転換する理由付けにもなりそうです。

してあげるより見ること、話すことよりも聞くことにフォーカスした教育に変えていけたらいいなと思います。

もっと生徒主体の、自分で計画して実行し、自分で評価ができるような教育を仕組み化していきたいです。

アクティブラーニングという生徒主体と称して形式的に行われているグループ学習は、グループで相談して一つの正解を導くことに比重が置かれすぎているように感じます。おそらく日本人の場合もっと個の時間を増やして、ほんの少しグループで相談するという配分が良いのだと思います。ピアプレッシャーが強すぎて、同調することだけに注目がいきがちだからです。

その環境をセッティングするということが大人にできることなのではないかと思います。その環境は決して大人中心であってはいけないと考えています。大人がコントロールできると思うことが間違いなのかもしれません。

そのように大人が何かをしてあげるのではなく生徒たちが影響を及ぼし合うような教育を仕組み化することによって、指導する大人側の負担も減らすことができます。