3割教えて7割は任せる
勉強を「教える」「教わる」という枠組みから少し離れたほうがよいと思っています。そういったことを考えるときに、勉強の世界の常識ではなく将来の仕事ではどのようになっているかを想像しながらヒントにしています。
たとえば一般的なオフィスの仕事に就いた時に覚えることはたくさんありますが、それは学校の授業のようなレクチャー形式のものであることは少ないはずです。
仕事と同じと考えると、勉強の内容に関しても全て教えきるのではなく3割くらいを教えて残りの部分は生徒に任せるという姿勢で良いのではないかと考えています。
7割は「任せる」というのが重要で、決してこちらの価値観で「評価する」ということはしないというのがポイントだと思っています。
学校や塾の先生はたしかに生徒より教科の内容をよく知っています。だからこそ、自分の中の正解にこだわりすぎて生徒をコントロールする方向を目指しがちです。
「任せる」という生徒中心の価値観をもつことは、勉強や仕事の楽しさにつながるものだと考えています。