儲けない経営がイケてる

従業員に十分な給与を払い労働時間を減らし、経営者はほどほどの収入を受け取って余った利益はどこかに寄付するような経営スタイルがいま一番クールな経営だと思います。

たくさん稼いで利益確保しようとする経営者は能力がなく自信のなさから保身に走っていると見透かされているのかもしれません。

このような時代の流れになりつつある理由の一つには資本主義経済の行き詰まりがあります。いくらお金を稼いでも幸福度は高まらないということが実感としてわかってきました。儲けてお金を使っているのか、逆にお金に使われて儲けさせられているのかわからないような状況がしばしば起こっているからです。

儲けないというのはもちろん精神論ではありません。儲かっているのに儲けていないフリをするとか、売るための努力を怠ることとは違います。

莫大な利益を出さないとしても、持続していくためにはサービスやプロダクト自体にしっかりとした魅力があることが必須です。商品力を高めつつも儲けない経営がイケてるのだと思います。