外注でクオリティを高めるという幻想

デザイナーやエンジニアに外注を出すことがあります。クラウドソーシングが普及してより簡単に外注できるようになりました。

お金をかければいくらでもクオリティの高いものを作ることができますが、自分自身のはるかに超えたクオリティの外注をすると、どこかでチグハグな印象になります。外注するとしても自分のその分野での能力とバランスのとれた品質のものを依頼した方が良いのではないでしょうか。

たとえば内装もwebサイトもこだわって外注に出したケーキ屋さんがあったとします。しかし店内に貼られたお手製のお知らせのデザインが微妙だったり、フォントが雰囲気と不釣り合いな明朝体だったりすると違和感があるものです。

学習塾やピアノ教室では先生に丸投げするのではなく自分で勉強したり練習することが前提になっていますが、デザインに関しては完全にデザイナーに任せきりにするという発想が無いことも多いようです。

グラフィックデザインを外注するならグラフィックデザインを、Webサイトを外注するならWebサイトについて自分自身でも学習して少しでも技術を身につけた方が良いと思っています。目安として10〜30時間くらいのリソースを割いてみるのが良いのではないでしょうか。