活字を完全なものだと思わないこと
活字で書かれた文書、テストなどは見た目もピシッと整っているので完全なものだと勘違いしてしまいやすいものです。
しかし言葉である以上、それらは完成形ではなくいつまで経っても修正すべき点が残るものであることを忘れてはいけないと思います。
同じ言葉でも、使う人によって何を指しているかは違います。リンゴと言って赤いリンゴを想像する人もいれば、青リンゴを想像する人がいるようなものです。
他者とは完全には理解しあえないという視点をもって、できるだけ共通認識をもてるように工夫しながら言語化する努力をしていくということが重要なのではないでしょうか。
ことばをはじめとするコミュニケーションに気を配るのは面倒なことでもあり、完成はありません。
ペーパーテストも一度解いて採点してもらったら終了ではなく、採点後にも生徒と先生は議論を行って、再度評価の修正をしてもらえるような形が適切な運用なのかもしれないと考えています。