指示命令は他の選択肢を殺す

常に意識していないと、気がゆるんだ時などについ自分のエゴで指示を出してしまうものです。

よく気をつけなければいけないのは、一つの指示を出すということは他の選択肢は殺すことと同じだということです。

Aをしろという指示を出すと、次回からBをするという選択肢は消えます。たとえば、宿題をちゃんとやりなさいという指示を出されて訓練された生徒は、自分から課題を見つけるという選択肢を持っていないことが多いです。

指示を出し続けるとAという一本道しかなくなります。その一本道がなくなった時には選択肢が無くどうしようもない状況になってしまいます。

指示命令は生命の危険がある時や、軍隊的な組織では有効です。

しかしながら、日常的な生活においては指示をできるだけゼロにすることを目標にします。指示しなければサボるのではないかという悪魔のささやきを乗り越えることが、自分から動く人を育てる近道です。