成績アップはすでに自己肯定感のある子に有効
卵が先か鶏が先かという話ですが、いくらテストで点数を上げる方法を指導しても、自己肯定感が高くなければ効果が無いのではないかと考えています。
二つのことを同時にやるのか
塾や学校の先生の中には、自己肯定感を高めることの一つの手段として成績を上げるということに取り組む先生もいらっしゃいます。
成績を上げるという一つのイベントを通して、成功体験を積み、結果的には自己肯定感も高まるのだという発想ですね。うまくこれを実現されている先生もいらっしゃいます。
一つのことに特化した方が
私が気になるのは、成績を上げるための勉強のためには主体的な行動が必要であり、そのためにはそもそも高い自己肯定感が要求されるのではないかという懸念です。
もしそうだとすると、成績を上げることと自己肯定感を高めるという二つのことを同時にやろうとせずに、自己肯定感を高めることに集中していった方がいいのではないかと考えています。
これはエリート教育ではなく、全人的な教育を目指す姿勢であればなおさらです。
自己肯定感を高めることは全ての個人に必要なことであり、それに特化した教育サービス、教育プログラムが存在するべきなのではないかと思います。