ポリシーを50%以上確保する

どういう活動するかは、ポリシーを基準にして決めるというお話です。仕事にしろボランティア、その他の社会貢献活動など、その活動をするには何かモチベーションがあります。

何をでその活動するかということです。その活動する時のモチベーションは一つだけに決まってるわけではありません。お金であったり自分のポリシーであったりするわけです。いろんな要素が混じって活動するための原動力になっています。

そのモチベーション全体のうち、50%以上がポリシーや理念への共感であるような形が望ましいのではないかと考えています。

たとえば仕事にしても99%お金のためで残りの1%の理念共感しかない状態だと少し苦しいのではないかと思います。それは道徳的にポリシーで行動するのが正しいとかそういうこと言ってるわけではなくて、やってるうちに自分が苦しくなるということです。お金のためだから仕方ないという風に割り切って仕事していたとしても、何年かやってみると「この仕事をしている意味はあるのか」という風な虚無感に襲われることがあります。

理論的にはお金のために働くというだけでいいような気がするのですが、実際にはそううまくはいかないということになります。これが仕事に求めるやりがいとかそういったものです。

特に最近は給料をいくら上げても人が集まらないという話もよく聞く話で、高い給料を払えば人が来るだろうというのは安易な発想です。生活を支えるのは当然必要なことですが会社だとか仕事の持っている理念やポリシーにどれだけ共感できるか、というのが働くためのモチベーションとしてすごく重要になってきているなという風に感じます。

これは働く側としてもそうです、自分がいいと思っていても生活のためにやってるんだからいいんだと思っていてもだんだん苦しくなってくるというようなことがよく起こります。

具体的には大学卒業して2、3年ぐらいの時タイミングで自分は何のために仕事してるんだろうかとか、本当に誰かの役に立っているんだろうかという風に悩むケースがよくあります。

そしてまた経営者で人を雇う側からすると、なんでこんなに高い給料に設定しているのに従業員が集まらないんだろう、というような悩みを抱える経営者でも多いというふうに聞いています。

ただ数字で給料を提示するだけではもう心が動かないという時代になっていて、自分たちがやっている仕事の理念やポリシー、どういうビジョンをもっているかを働く側に労働者の側に伝えていかなければなりません。その伝え方が上手くなければ採用もうまくいかないというような現状になっていると思います。

ですから活動するきっかけとかモチベーションのうち、50%以上は自分のポリシーややりがいをを基準に選ぶ必要があると思っています。そういったポリシーの共感が薄いままに活動してしまうと途中で心が折れてしまうようなことが起こります。それは少しもったいないことだと思いますので、悩んだ時は自分がどれだけポリシーに共感しているかを考えてみるのがよいのではないかと考えています。

ポリシーの比率は人それぞれ違います。経営者や創業者はポリシーが99%でなければ長く続けられないでしょうし、一般のサラリーマンであれば50%の共感と50%の生活のためで働くのは十分素晴らしいことです。

いずれにせよ、自分自身のためにもポリシー比率が50%以上の活動をしていくのが良いと考えています。