塾が解決する社会的課題

理念共感型にシフト

世の中のビジネスがどんどん理念に共感型に変化していっています。

言い換えると必要なものを受け身で買うのではなく、本当に自分が共感できるものを探し出して買うというようなスタイルに変化してきているということです。

では学習塾はどのような理念共感型の活動のビジネスをしていったら良いのでしょうか。学習塾が社会のために貢献できる活動というのはどういうものになるでしょうか。

狭い視野からの脱却

そもそも学習塾というのは学校、保護者、生徒の狭い範囲での活動にとどまっていました。つまり保護者がテストの成績を上げてほしいというニーズに対して学習塾がそれを支援すると言うようなサービスを提供していました。

これはこれで良いものだと思いますが、これからの時代においてはもっと広い範囲の社会に対して影響与えられるようなビジネスに変化していくと良いと思います。

乱暴な言い方をすれば、保護者が満足してくれさえすればそれで良いというような、ある種の自己満足もしくは娯楽に近い消費活動になってしまっていた側面もあるかもしれません。

広い社会から求められること

保護者や学校のためだけではなく、もっと広い範囲の社会に対して良い影響を及ぼすような活動していくことができるようになります。広い範囲の社会と言うのは例えば会社で働く普通の方であったり、もしくは地域の高齢者であったりもっと一般的な人たちからのニーズに応えるサービスを作っていくべきだと思います。

ぼく自身が提供したい社会的課題へのソリューションは、自分で考えて動くと言うことです。

それは学校の勉強を一生懸命にやる成果を出す方法が、言われた通りに正解を出すことに終始してしまっているように見えるからです。

そうではなく、会社で働くときに求められるような、自分で考えて動く能力を学生のうちに身に付けておくことができれば良いのではないかと考えています。

そしてそれは今ある既存の教育システムとうまく調和する形で提供されなければなりません。

学校の勉強が生きる上で直接役に立たないとくことはもちろん保護者も生徒もわかっていますし、テストの成績の他にも大切なことがあることはわかっているわけです。

その一方で、現実にすでにあるシステムを無視して新しい教育のスタイルを見つけるというのはなかなか難しいものです。

ですから既存の教育システムとうまく調和しながら、社会が求める能力を育てていくということができれば社会にインパクトを与えることができると考えています。