普通の人もじっくり話せばユニーク

人はそれぞれ独創的な面を持っています。それは実際に独創的かどうかというよりも、お互いの関係の距離で決まるのではないかと考えています。

かしこまった関係では見えない部分も、じっくりたくさんお話をしてみるとその人の個性が見えるようになってきます。

これは受け取る側の問題で、相手の情報量が少ないうちは自分の知っているテンプレートの中からふさわしそうな型を見つけ、情報量が多くなるにつれもっと細かい条件分岐に入っていくのだと思います。

その結果「この人しかない」という部分を見出すことができるのです。

たとえば少し話してみて、静かな印象を受ける人は趣味も読書あたりかな、というテンプレートを探します。しかしたくさん話していくうちにボクシングが趣味だという発見をしたりします。

そうなると、こういう人には出会ったことがない、この人はユニークだ、という感覚をもつようになるのです。

そのようにして、普通の人からユニークな人へと変わっていくのです。

反対に、普通の人だと感じるということはまだしっかりと対話できていないということなのかもしれません。