努力したつもりは評価されなくなる

がんばらずに生きていくことが重要だと考えています。

成果を出す人はびっくりするくらいの量と質の努力をしています。現実的には、努力が結果に結びついている人はほんの一握りなのではないかと思います。

その一方で、がんばることの重要性を説く方もいらっしゃいます。「苦労したから今がある」というような言い方です。

しかしその努力と成果の因果関係はかなり怪しいものだと思います。たとえば時代が上り調子の時はなんとなく努力した「つもり」でも結果が出てきたり、努力が直接の要因になったかどうかがあいまいなものです。

これから時代はすべてが高度に合理化、システム化され、コンピュータやロボットの介入する部分が増えてきます。そうなると人間が努力した「つもり」では目に見える形にならず、圧倒的な努力でなければ成果につながらないのではないかと思います。

がんばったつもりでも評価されない時代がやってくるというのが、がんばらずに生きていくことが重要だと思う一つの理由です。