教育リソースの分散化

今の教育は中央集権的な面があります。

教育とは子どもたちがどのような人になって欲しいかを託す行為です。土地や職業によってどのような人を望むかは異なります。

それを政府が大きなコストをかけて集約し、そして集約したものを役所が主導で学校という現場に落とし込んでいきます。

例えば農家であれば毎日規則的な少しずつの積み重ねが必要だとか、オフィスワークであればコミニケーション能力が必要だというふうにそれぞれ目指すものが違うわけです。それを一般化して最大公約数的な行政サービスとして公教育が行われています。

これは合理的で、ある意味では工業的なシステムになっていて、非常に有効だったわけです。

ただし今の技術や環境を考えると、中央集権でなくてもそれぞれで独立してやっていくことができるのではないかと思います。もっとそれぞれの現場に即した内容に変えていく事ができるのではないかということです。

その土地や職業で、子どもがどういう風に育って欲しいかという要望をそのその場で教育をしていくことができるのではないかと思っています。

メリットはコストが分散するので結局は運営しやすくなることです。そして分散すると言う事は教育に関わる喜びや楽しみも皆に分配されるということです。