良い客になる

個人的な目標として、良い客になりたいというものがあります。お店はただ商品を置いただけでは良いお店にはならないように、ただ買っているだけでは良い客にはなれません。

世の中のお金の話といえばいかに稼ぐか、もしくはいかに貯めるかのどちらかしか見かけません。買うことも知識や経験が必要な奥の深いもので「買う技術」というものも存在するのではないかと思っています。

良い客とは、お金だけでなくちょっとしたプラスアルファの価値をお店やスタッフの方に残すことができる客だと思います。

飲食店でいうと料理がおいしかったとか接客が気持ちよかったと伝えることかもしれませんし、場合によってはさっと食べて帰ること、またはお釣りを出さないことかもしれません。

無理のない範囲で見返りを求めずにそういったことを続けていると、お店のスタッフの方がちょっとした気配りをしてくれたり、仕事の役に立つ情報を教えてくれたりということが不思議と起こるものです。

お店と客は双方向の交換で成り立っていますが、単にお金と商品を交換するだけだと考えるのはもったいないのではないかと思います。良い客になることで自己重要感や情報などお金にならない価値との交換ができることがあります。

価値は無限に存在しているので誰かとの奪い合いではなく、方法を工夫するだけでいくらでも手に入るということです。

学歴を手に入れて生涯収入を増やすという豊かさもありますが、日常の買い物からでも豊かになることは可能なのではないでしょうか。