高すぎる理想は下げればいいわけではない

理想と現実のギャップに悩むことがあります。理想が高すぎるので下げればいいという単純な話ではなく、価値観という色眼鏡も考慮しなければならないのではないかと思います。

たとえば「給料が低い」という悩みは、理想と現実のギャップから起こります。こんなにがんばっている自分ならばもっと給料が高くてもいいはずだという理想と、実際にもらえる給料の金額が釣り合っていないことから心の苦しさが生まれます。

しかし理想と現実の他に、価値観というフィルタがあります。この場合でいうと「お金をたくさん持っていることが幸せだ」という価値観です。

価値観はそれまでの習慣や思い込みなど、あまり意味のないことで決まっていることが多いです。上の例でいうと、本当に欲しいものはがんばっている自分への評価や自己重要感なのかもしれません。自分がどんな価値観を持っているかがわからないと根本的なところからズレてしまうのです。

理想や現実が変わらなくても、価値観が変われば心がラクになることも多いのではないかと思います。