親の影響力はゼロという衝撃

『子育ての大誤解』という本を読んでいます。遺伝子以外に親が子どもに及ぼす影響はほとんどなく、それよりも重要なのは仲間からの影響だという主張の本です。

まだ読み終わっていませんが、極めて科学的なアプローチから説を展開しているので内容は信用できます。

親の影響は完全にゼロとは言えませんが、言語や文化、いわゆる情報は親からよりも仲間からの影響が大きいということが科学的根拠とともに述べられています。

親がしっかり育てれば子どもは良い育ち方をする、というこれまでずっと信じられてきたことは「子育て神話」として否定されています。

そうだとすると、親としてできることは良い仲間の中に所属させてあげることくらいなのかもしれません。

子育て神話を否定することは多くの親にとってかなりの抵抗がありますが、これはむしろ子育てを気負うことなく、親のプレッシャーを減らす事実だととらえることもできるのではないでしょうか。