何を目指す教育かは誰でも議論できる

いま教育を改革するとしたら最も根本的なことである「教育で何を目指すか」という点を議論するべきだと考えています。

学力テストの成績を上げることが教育であるかのような固定観念を一度捨てて、ゼロから教育の目指すものを考え直すべきかもしれません。

いまある教育は、国全体が発展をして世界に追いつこうという視点での教育だったのだと思います。ですからいかに優秀で従順な人材を効率よくふるいにかけるか、というスタイルになっているのも納得できます。

一方でこれだけ豊かになった今日では、国がどうこうというよりもそれぞれの個人がいかに幸福になれるかを目指す教育という方がリアルなのではないかと思います。個人が幸福度を高める中で、国全体も豊かになっていくのではないでしょうか。

そのためには限られた優秀な人材を見つけるのではなく、全ての人がそれぞれ幸福になるための教育という視点が必要になると考えられます。

教育が目指すものの一つの案として、幸福に生きるということが挙げられるのではないでしょうか。