勉強はセラピーかもしれない

勉強はお腹を満たすパンではなく、心を満たすセラピーのようなものと考えてみてはどうでしょうか。

かつて日本が貧しかった時は、学問で身を立てて豊かになろうという考えがありました。今でも発展途上国においてはそのような状況だと思われます。

しかし今の日本では、もう十分すぎるくらい、経済的な豊かさは満たされています。学歴や収入で幸福度を高めるのは無理があって、そういった競争にどこか虚しさを感じはじめている雰囲気があります。

他者との比較という客観的基準では心を満たすことができないということですね。

QOLウェルビーイングの考えの方が現実にフィットしています。

食べ物だけで人間は満たされません。自己肯定感、癒やしといった主観的な基準が幸福度を左右します。

勉強がQOLを高める役割に変化しつつあるとしたら、勉強のシステム自体も変化していくべきです。

権威によって上流から下流に流れるウォーターフォール型の学習は意味を成さないのではないかと思います。

学歴が幸福度を高めないとしても、学ぶ方法を学ぶことは人生の幸福度を高めます