苦しいことを選んでしまうのはなぜか

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勉強は苦しいものであり、苦しんでいることに安心するという心理があります。塾の現場でも、保護者が生徒に苦しい勉強をして欲しいという願望が見えることが多々あります。

ただの根性論の押し付けだという意見もあるでしょうが、少し違った視点で見ることもできます。

やみくもに苦しいことを選んでしまう人は、ただ自分に自信がないだけなのではないかと思います。そのような人たちは苦行をすることでダメな自分への罪悪感を洗い流そうという発想をする傾向があるようです。それは成長しようとしているではなく、許されようという想いだとも言えます。

そのような人を異常だと切り捨てるのではなく、自信や自己肯定感を育てることでしか解決しないのではないかと思います。

苦しいことと正しいことはイコールではありません。苦しいことは正しい時も正しくない時もどちらもあり得ますが、正しいことを判断するのはなかなか難しいことです。自己肯定感をもてない人が苦しいことを選んでしまうのは無理のないことなのかもしれません。その状況に寄り添うことができたらと思います。