知識を得るためではなく、承認してもらうために塾に来る
箱にものを詰めていくように、知識を入れていくことが勉強ではありません。お金を注ぎ込んだ分学習の効果があるわけでもありません。
学校や塾にきて勉強するのは、結局のところは自分の存在を承認されることに意味があると考えています。
たとえば塾でものすごく効率がよい教材を使って指導していても、やる気をなくして生徒が退塾するということが実際に起こります。
特に最近は格安で質の高い映像授業などが見ることができます。知識を得ることに関しては十分すぎる環境です。
そうではなく、人間の本質的な欲求として、心が満たされることが最も重要なのではないかと思います。
勉強の知識を得るのだとしても、生徒が承認されていたり、目標をお互いに共有していなければ効果が薄いものです。
ほめる教育などと言われることもありますが、ほめるか叱るかは本質ではありません。どちらにしても存在を承認することができれば良いのです。