ゆるさと対話は表裏一体

一般的に言われている「厳しい」というのは手抜きの対応であることが多いように感じています。

厳しい=一律の禁止

「〜してはダメ」と一律に禁止することを厳しいと表現することがあります。これは禁止する側からすると非常にラクです。いちいち理由を説明して対話する必要がないので、コミュニケーションのスキルを高める必要もありません。

そういう意味で、いわゆる厳しさというものは手抜きであることが多いように思います。

ゆるい=個別の対話

ゆるいということは、一律の禁止をせずに相手を納得させなければならないので、大変手間がかかります。

コミュニケーションのスキルも磨かなければなりません。どういう順番で話をするか、いかに相手が誤解しない的確な単語を使うか、普段からの関係をどう構築するかなど、非常に高度なコミュニケーションが必要です。

本当の公平さは、対話して個別に対応してこそ実現するものですし、対話のために多くのエネルギーを使うべきで、他のムダな部分を減らしていく工夫が必要なのではないでしょうか。