少子化で受験生は増えるがエリートは減る
子どもの人数自体は減っているのに、塾に通う生徒はさほど減っているように見えません。むしろ地方では通塾率が上がることによって増えているのではないかと思います。
勉強に取り組む生徒の質は変わってきていると肌で感じます。
20年前にはごく一部のエリートが競うように勉強していたイメージですが、最近ではいわゆるふつうの人が勉強に向き合っているのかなと思います。
エリート教育型
仮に、全人口の上位5%くらいをエリートとして、競争の中で成長する特質があるとします。
エリートの絶対数は減っているのに、勉強をがんばる人、たとえば塾に通う生徒がそこまで減らないのは、ふつうの人たちが参加してきているからです。
エリートだけが勉強するのなら、少子化に比例して勉強に取り組む生徒は大幅に減っているはずです。
そのような時代背景の変化があるにもかかわらず、「成績アップ」「〇〇大学合格」のようなエリート養成型の競争思考は今の時代の状況にフィットしていないのではないかと思います。
全人的教育をする
他人と比べない成長の方法、がんばらない勉強法など、どんな教育法が時代にフィットするのか、正解のない問いが待っています。
全人的教育のためにいかに独創的なアイディアを出せるか、頭をひねるのがとても面白い今日このごろです。