過保護とは「考えさせないこと」
本当の意味で子どもを甘やかす過保護な行動というのは、一般的なイメージとはちょっと違うかもしれません。考える力を奪うことは甘やかしであり、成長を止めるものだと思います。
指示通りやらせる
例としては、大人の側が正しいと思っていることを言われた通りにやらせることです。
あくまでも「自分が正しいと思っていること」であって、相手にとって正しいかは決めることはできません。
苦しいことをやらせる
苦労の先には良い結果があるという発想を短絡的にとらえて、苦しければ苦しいほどありがたいという考えがあります。
苦しいかどうかにばかりに注目して、本人にとって正しいかどうかという視点が欠けていては意味がありません。
考える機会を奪う
「指示通りやらせる」「苦しいことをやらせる」というのは、子どもが考えることをしなくてもできてしまうことです。外発的なモチベーションは一時しのぎの成果にすぎず、自己肯定感を下げます。
もちろん、考えた上での行動であれば上の例のような行動も意味のあることになり得ます。
手出しをすることが甘やかしではないのです。自由に考えて行動させることの方がシビアであり、苦しいぶん得られるものも多いのだと思います。