戦略的先延ばし

先延ばしすることは悪いことだという考えが一般的です。しかし何か悪い決断をしそうになっている時は、先延ばしするというのも一つの戦略として有効なのではないかと考えています。

なぜ先延ばしが良くない理由は、先延ばししているうちにどんどん状況が悪くなっているからです。

そもそもなぜ先延ばししてしまうのかというと、人間の脳が勝手に未来は明るいものだと錯覚するからだそうです。黙って先延ばしにしておけば勝手に状況が良くなるだろうというふうに思ってしまうからです。

そういう訳で先延ばしすると良くないと言われています。ただしそれを逆に利用して、あまりよくない決断、例えば契約を終了するとか何かと別れるというような決断をする時には、一旦先延ばしにしていくということも有効なのではないかと考えています。

今の状況が苦しくてそれをなんとか断ち切りたくてネガティブな決断を急いでしてしまうということはよくあるんですが、そういう時には先延ばししても良いのだという風に考えると心が少し楽になると思います。