親や先生が関与しないと子どもは成長しないのか

最近は『子育ての大誤解』で展開されている「親の影響力はものすごく小さい」という理論についてひたすら考えています。

子育て神話というのは、親の育て方によって子どもは良くも悪くもなるという考えのことを指します。現在はそれが常識と思われているのではないでしょうか。

しかし、家庭という環境は人間の進化の上でもきわめて特殊な状況であって親子関係が子供の人間としての性質に影響を与えるようにはできていない、というのが著者ジュディス・ハリス・リッチの主張です。家庭よりも、仲間グループ(ピア)から学ぶことが多いというのです。

そこで、親や先生が関与しないような形式での教育が有効なのであれば、どういうことがあでっkるかを考えています。大人は子どもたちがピアから学ぶことができる環境を作ることに集中するべきなのかもしれません。

具体的なアイディアまでは落とし込めていませんが、しばらく考えてみたいと思っています。