口から出るニーズを翻訳する

顧客の口からでるニーズをそのまま言葉通りに解釈するのではなく、それを翻訳して本当にもとめているものに変換する必要があると考えています。

顧客は課題感を漠然と抱いていて、ソリューションがわからないからこそ課題感を持っているからです。ヘンリーフォードの「顧客に聞いていたら彼らはもっと速い馬を欲しいと言っただろう」という言葉にもあるように、顧客の口から出るニーズをそのまま鵜呑みにすると本当の解決にはならないということです。

塾でいうと「成績が上がらない」という保護者のニーズを口にすることが多いですが、それに対して成績を上げることが本当のソリューションにならない場合も多く存在します。

「成績が」という言葉の裏に隠れているのは「将来しっかり生きていけるだろうか」という本当の課題であることが多いです。近年はよりその傾向が強まっていると感じます。

そうなると本当に求められているのは学習ではなく、もっと広い意味での教育なのではないかと考えています。

顧客が語るニーズや課題を変換してソリューションを提供することが重要だと感じています。