塾を辞める理由をデザインする

カスタマージャーニーの中では塾をやめるというイベントも想定する必要があります。卒業、途中退塾を含め、塾をやめるというイベントを無視して一連の流れを設計する事はできないと考えています。

つまりどういう理由で塾を辞めることになるのか、という理由まで考えてデザインしてあげるということです。

うちの塾の場合は、塾をやめる理由が「行っても意味がない」という理由で辞めていくようなデザインにしたいと考えています。

これは何故かというと、塾をやめることが挫折感で終わらせないようにするためです。

挫折感で終わってしまうとはどういうことかというと、例えば先生が一生懸命教えてくれたのに自分のせいでうまくいかなかった、という辞め方をするのはあまり良くないということです。

もしくは、塾がたくさん輝かしい実績を持っているのに、自分だけその実績に見合わないような結果を残してしまう、というような心理的圧迫も避けたいと思っています。合格率100%の塾だとプレッシャーになってしまうこともあります。

このように塾をやめるイベントが挫折感で終わらないように一連の流れをデザインしていきたいと考えています。塾を知り、体験授業をして、通塾して辞めるまでの流れを全部含めた形で、生徒にプラスになるようにしたいと考えています。

塾を辞めれば一旦縁が切れるわけですが、そういう縁の切れ目とか別れのタイミングにこそ心遣いを忘れず、クリーンなお別れができたらと思います。