広告はトイレ掃除並みに地味

広告や集客に即効性を求めがちですが、もっと時間がかかる地味な作業なのだという認識を持っていたほうがいいのかなと思いました。

単純に考えると、広告を出すことで認知度が高まってそこから購入につながると思われがちです。

しかし、自分が買う側の立場で考えるとわかるように、広告を見た瞬間にその場で購入することはほとんどありません。

なぜかというとそこまで欲しいものではないからです。

ものすごく欲しいもの、たとえば生命維持に必要なもというのは誰に言われなくても探して購入しているものです。例えば住む家は広告を見るまでもなく自分の意思で探して手に入れているはずです。

ですから広告を見てお金を払う購入するものは、乱暴に言うとそこまで欲しいものではないということになります。

そもそも広告を出すようなプロダクト・サービスは、広告を見ただけで即購入につながらないものが多いということになります。

そうなると広告のプロセスは認知度を高めるだけで終わるのではなく、何回も繰り返し目に触れて関係構築をすることが重要になってきます。

いきなり申し込みを提案するのではなく、たくさんの有益な情報を見てもらって見込み客(リード)を獲得していくコンテンツマーケティングの手法が増えています。

そうなるとかなり長期的な視野で取り組まなければいけないですし、即効性のあるようなものではないということがわかります。じっくり時間をかけて顧客との関係を構築していくという非常に地味な作業になります。

一方広告を出してすぐに効果が見えないと落ち込んだり、即効性のあるものだと勘違いしがちです。

しかし実態としては、トイレの掃除のように地味で効果の実感できないものなのだというふうに捉えた方が良いのかもしれません。

トイレ掃除は誰にも見られず評価してもらえることは非常に少ないです。ただしそういったことを地道に継続していくことで後々大きな成果につながることがあります。

広告を派手なものと捉えずに、トイレ掃除のように効果があるか無いかわからない、じわじわ後から効いてくるような地道な作業であるという認識を持つと良いのかもしれません。