感じることは思考すること

感情と言う言葉はネガティブに捉えられがちです。

そして「感情と理性」といったように対立軸に置かれることがあります。感情で何か思うことと、理性で考えるということが対立しているというふうに捉えられることが多いです。

しかし感情は最も素早い思考の一種であるという考えもあります。また、考え抜いて選んだ決定よりも感情的に選んだ決定の方が正しいと言うような実験もあります。

それを踏まえて、「子供は思考が未成熟だ」という固定観念が本当にそうなのかということを考え直してみるのはどうでしょうか。

感情や感じることを一種の思考だと考えるのであれば、子どもは非常に豊かな考えを持っているということになります。

例えば映画か何かで、これはちょっと子供には難しいんじゃないかと勝手に大人が判断してしまうことがありますが、そうではなくて子供が非常に多くのことを感じとって「考えて」いるのではないかと思います。

若い世代にこそ、難しいと思われることや作品をどんどん見せていく方が良いのではないかと考えています。