何も感じないことが一番の贅沢

災害や病気などで辛い思いをしたり、またそのような状況に置かれている方の気持ちを考えると、何も感じない普通の感覚でいられるが一番の幸福だという考えに至ります。

お金や外見に関しても、人間関係や環境に関しても、特別感激するようなことがなく何も感じないというのが最も理想的な状態ではないかと考えています。たとえばお金でいうと「お金が足りない」と感じるのも「たくさん持っている」と感じるのもどちらもバランスの悪い状態なのだと思います。

値段をさほど気にせず、かといって見栄を張ることもなく買い物ができるのであれば、お金との関係はバランスのとれた良いものであると言えます。

何も無いという贅沢に感謝できないとき、何かを感じたいという欲望が生まれるのかもしれません。たとえ何かを求めそれが満たされたとしても幸福ということではなく、また別の何かを求め続け、結局いつまでたっても幸福感を得られないという負のループに陥っていくのだと思います。

そのような愚かな面もまた人間らしいとも言えますが、何も感じない状態でいいのだと考えると少し気が楽になるかもしれません。

未来に何かなくても、目標や条件を達成しなくても、今を認めて受け入れることができれば幸福感は高まるのだと思います。