2つの意味の「いい」という言葉

  1. あの店のコース料理はとても「いい」

  2. 今日の夕飯はカップラーメンで「いい」

「いい」という言葉には2つ意味があります。

1.では「良い」という意味で、2.では「十分だ」という意味で使われています。

一般的にはどちらかというと1.はポジティブで、2.はあきらめのネガティブなニュアンスに聞こえる気もします。しかし、2.の「十分だ」というのも考え方としてはあながち悪くはないのではないかと思います。

いまのままで十分という意味での「いい」であれば、現状を受け入れて肯定するという自然体の姿勢なのかもしれません。

一方で1.の「良い」というのは他の何かと比べて良い悪いを判断しているニュアンスも含まれているようにも感じられます。

何かをプラスすることで「良い」状態になるよりも、今を受け入れて「十分だ」と感じられることの方がしなやかな生き方ではないでしょうか。