先生としての自己表現

先生になったりすると本来の自分とは少し違うキャラクターを演じるということがあります。本当の自分と演じている役割とのギャップに悩むこともあるかもしれません。どこまでどのように自己表現をしたらいいでしょうか。

「こうあるべき」という観念に縛られる必要はないと考えています。

たとえば「先生だからこうあるべき」という役割を演じる気持ちが活力になることもあれば、反対に苦しむ原因になることもあります。

先生という立場になると威厳を持たなければならないとか、質問されたら必ず答えられなければならないという強迫観念に囚われることがあります。

しかしほとんどの場合、そのような思い込みは相手にとって重要ではありません

知らなければ知らないと答えれば良いのですし、「知らない」という言葉よりもその後にどのような言葉を続けるかが重要です。

素直な気持ちを適切に自己表現できる技術があれば良いのですし、その方が相手への思いやりのある接し方なのかもしれません。